ユース監督の松下です。

1月10日（月）＠国立競技場



高校サッカー選手権の決勝戦を観戦に行ってきました。

「学ぶことをやめたとき、教えることをやめなければならい」

っという私の恩師の言葉。


決勝戦まで勝ち残った「滝川第二高校」と「久御山高校」の両校が作り上げた作品（試合）から学ぶことがあったのでご紹介します。


まず、惜しくも敗れてしまった久御山高校。

テレビでも何試合か見ましたが、まさにバルセロナスタイル。
ボールを大切にし、観客で埋め尽くされた国立のピッチでも、最後まで自分たちのスタイルを貫き通していた姿には感銘を受けました。

私も久御山に近いスタイルのサッカーが好きです。

ボールを大切にすること。
自信を持ってプレーすること。

終盤での追い上げは、久御山の「意地」そのものでした。

前半の大切な場面で、あわやPKか！っという場面がありましたが、審判は笛を吹かず。
久御山を応援するスタンドからは、審判への文句を叫ぶ人もいましたが、久御山の選手は文句を言うこともなく、パッと切り替えて次のプレーへと移っていました。

「素晴らしい」

その一言に尽きます。



そして、滝川第二高校。

「勝負強い」

序盤戦こそ少し浮足立つ場面もありましたが、自分たちがこのピッチに立っているのは必然で、相手がどこであろうと絶地に勝つ。

そんな雰囲気が、１００ｍは離れたスタンドの私のところまで伝わってきました。

そして、そんな選手たちを後押しする大応援団。

まさに「選手権」。

大事な場面、大事な時間帯にしっかりと得点した勝負カンは、数々の修羅場を経験した彼らでなければ分からないものだろうと思いました。



チームのスタイルで戦った久御山。

強い「個」の集まり滝川第二。

軍配は滝川第二にあがりましたが、非常に見ごたえのある好ゲームだったと思います。



そして、フッと思いました。


滝川第二の選手たちが、久御山のスタイルで闘ったらどうなるのだろうか・・・

もしかしたら、それが私の理想なのかもしれません。