ジュニアユース監督の内田です。

新チームが始動して早1ヶ月。来月開幕するリーグ戦に向けて、新チームは楽しく激しくトレーニングを積んでいます。このプレシーズンをどのように過ごすかは、各チーム様々だと思います。つくばFCは、今年新しい試みをしました。それは、練習も試合も本職のポジションをやらないというものです。

意図は3つ。1つ目は「新たな可能性を発見する」ことです。2年生にもなるとポジションがある程度決まってきます。そのため、この選手はこのポジション、自分はこのポジションという固定観念にとらわれがちになります。それを一度リセットして、新しい目で素の状態の選手を見てみました。そのおかげで別のポジションで能力を発揮する選手を何人か見つけることができました。



2つ目は「サッカーに対する理解を深める」ことです。サッカーはどのポジションであれ、攻守における目的は変わりません。任されたポジションが初めてであっても、ピッチ上の秩序であるサッカーの原理原則を理解していれば、それ相応のプレーできるはずです。もちろん、最初はうまくいきませんでしたが、時間とともにサッカーの本質に対する理解が進み、本職と変わらないパフォーマンスを発揮する選手が増えていきました。

3つ目は「本職のポジションを別の視点から見る」ことです。例えば、FWの選手がDFをやることで前線からの守備の重要性を再確認できますし、DFは何をやられたら困るのかを身を持って感じることができます。時間の問題もありすべてのポジションという訳にはいきませんでしたが、本職のポジションをより深く考えるきっかけになったと思います。



明日から毎年恒例の冬合宿です。関東大会常連のチーム相手に現時点で何ができるのか、そして何が課題なのかをしっかりと見極めたいと思います。

リーグ戦開幕まであと3週間…。