2013年06月15日

サキチのFile2013 ~Bチーム番外編~

ジュニアユースコーチの清水智士です。

今年度はU-13のヘッドコーチを務めていますが、6月の第一週にBチームの指導をさせていただき、6月9日(日)にはIFAリーグ(U-15)3部第10節パルチーダ竜ヶ崎戦に臨みました。その報告をします。

サキチのFile2013 ~Bチーム番外編~

【IFAリーグ(U-15)3部】
●0-3(0-3,0-0)パルチーダ竜ヶ崎

【練習試合】
○2-1(0-0,2-1)パルチーダ竜ヶ崎

久々に2年生のメンバーと公式戦の緊張感を味わいながらも、ワクワクしながら臨んだ試合でしたが、立ち上がりに大きな落とし穴が待っていました。最初の1プレーでゴール前のクリアが中途半端になったところを押し込まれて先制を許すと、すぐさまGKへのバックパスを狙われて2失点目を喫してしまいました。更に立て続けに3失点目。キックオフから間もなくして非常に苦しい試合にしてしまいました。

その後はようやく落ち着いて試合を運べるようになり、ボールポゼッションも高まっていきましたがなかなかシュートまで行けず、後半は選手交代、システム変更もあってテンポは上がっていきましたが、結局最後までゴールネットを揺らすことはありませんでした。

サキチのFile2013 ~Bチーム番外編~

敗因としては、「サッカーができていない」これに尽きると思います。練習でも常に働きかけましたが、ボールを持ってサッカーをしていても、失わないことだけを意識してしまって相手のゴールを目指さなければ点を取ることはできません。前を観ずにサッカーをすることにより、逆に相手にプレスの的を絞られてしまうことすらあります。2失点目はまさにそれが原因で奪われたものでした。

後半には攻撃の局面において、カウンターのような形でスペースのある3対3という状況がありましたが、そこで選択したのが真ん中からサイドへのパス。その間に相手の守備陣は戻ってきて準備をしてしまい、ビッグチャンスがあっさりと無くなってしまいました。そんなシーンも今のチームの現状を象徴しているように思います。

さて、そんな悔しい敗戦を喫したチームでしたが、この日の練習試合(B戦)では、ようやくその課題を解決するきっかけを掴めたのではないか、そんな内容の試合にすることができました。チームとしてボールを前に進めていきながらも全員が相手のセンターバックを崩しにかかり、3人、4人、5人と次々に人が関わって素晴らしい2得点を奪うことができました。この週の練習で取り組んだ、全員で同じ絵を描きながら「縦パスを共有すること」ができてのゴールでした。

サキチのFile2013 ~Bチーム番外編~

思えばこの学年、昨年12月まで戦っていたU-13リーグでは、苦しみながらもリーグ終盤では一人一人がしっかりと状況把握と判断をし、同じイメージを持った中で良いサッカーができていました。そしてその結果、勝利も掴めるようになってきていました。そのような経験やこの週、この日の成長ぶりを考えれば、これからも仲間をリスペクトし合い、全員が同じ方向を向いてサッカーをすることさえできれば、再びチームは上向いていくのだと感じます。

「何が良くて、何が悪かったのか、それはなぜなのか」をしっかりと整理していく中でサッカーを少しでも理解し、今後に繋げていって欲しいと思います。

私は再び、現在担当しているU-13の指導に戻りますが、これからもこの学年のこともしっかり見守っていこうと思っています。ただ、そうは言ってももう中学2年生です。そろそろ甘えを捨て、自分の殻を自分自身でもう一つ破らなければならない時期に来ているのでしょう。そして本当の意味で「自立したサッカー選手」になっていけるように頑張りましょう。そのことを最後に記し、報告とさせていただきます。

サキチのFile2013 ~Bチーム番外編~

これからもあたたかい応援、よろしくお願いします。

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Posted by つくばFC at 12:47│Comments(0)Jrユース
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