2013年06月23日

この経験を成長へ

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レディースコーチのあすかです。

つくばFCレディースU-15は、6月15日16日22日と「第18回関東女子ユース(U-15)サッカー選手権大会」に臨んできました。
チームとしては3年ぶりの出場ですが、現在の選手は皆が初めての舞台となりました。


15日(土) in市原スポレクパーク
vs戸木南ボンバーズ
0-2

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選手たちは、立ち上がり緊張からか非常に動きの硬い消極的なプレーで入ってしまいました。
相手がシンプルに裏のスペースへ蹴りこんだり、ドリブルで仕掛けてくるのに対して押し込まれてしまい、
中盤でボールを拾われてしまう場面が多々ありましたが、ボールを運びながら前進できる場面もありました。
前半は苦しみながらも耐え抜くことが出来、0-0で折り返します。

ハーフタイムには、「失敗してもいいから、もっとチャレンジをしよう!」と話をして送り出しました。
しかし、前半の終了間際にDFの要である選手が負傷退場していたこともあり、後半立ち上がりに失点すると、
後半は防戦一方の展開になってしまいました。
結局、0-2で敗戦。予選リーグは黒星スタートとなりました。


その日の夜は、順天堂大学さんの学内にある啓友会館という寮に泊まらせていただき、
つくばFCレディースを今年の3月で卒業して、現在、順天堂大学蹴球部女子でサッカーを続けている
「馬場 遥か選手」から現在の中学生選手へ熱いメッセージを頂きました!

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16日(日) inフクダ電子スクエア
vs FC.VIDA
1-4

前日もそうでしたが、関東大会でもいつも通りに選手が自分たちで考えてウォーミングアップを行います。
今回は、宿泊していたこともあり、ホワイトボードを活用している姿が見られました。

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自分たちで考えたことをもとに、自分たちでミーティング。

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自分たちだけでウォーミングアップをしていると、まだまだ上手くいかないことが多々あります。
時間の使い方、スペースの使い方、ウォーミングアップメニュー…
でも、今はそれを積みかせねる時間です。大切なのは、自分たちで考えて、判断し、行動すること。
それは、舞台がどこであろうとも同じスタンスで臨みます。


第2戦も、立ち上がりからシンプルにけりこまれる展開に。
やはり、立ち上がりは動きが硬く、なかなか自分たちのボールにすることができません。
さらに、第1戦よりも相手チームもボールを落ち着けて回す場面があり、回しながら上手くタテにボールを入れてくるので、
第1戦目以上に苦しい展開となりました。
前半途中、中盤でボールを奪える場面が増えた時間帯もあり、相手陣内に押し込んだ場面もありましたが、
前半のうちに2失点。0-2で折り返します。

後半、立ち上がりすぐに失点を許してしまい、その後もなかなか相手DFを崩せる場面がなく、
相手の右サイドから押し込むことはあってもなかなかシュートまでいくことが出来ません。
しかし、押し込んだ中で奪ったコーナーキックをどんぴしゃヘディングで合わせて得点。
何とか1点を返すことは出来ました。
結局この試合も1-4で負けてしまいました。

この時点で、予選リーグ敗退がほぼ決定。
しかし、この関東大会に出場できたからこそ戦える相手、日テレ・メニーナ・セリアスとの試合が最後に残っていました。


22日(土) in南房総市千倉総合運動公園
vs日テレ・メニーナ・セリアス
0-4

この日も、ピッチ外の行動も含めて、ウォーミングアップからすべてを自分たちで考えます。
メニーナ・セリアスの選手との違いはなんだろう?
私自身もそんな目線をもちながら、選手たちを観察しておりました。

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当然、試合をするからには勝ちたい、そして最後は笑顔で終わろう。
そのように確認をして試合に臨みました。

想像通りきちんとボールを回してくるメニーナ・セリアスは個々の能力も高く、
立ち上がりにDFラインを崩されて、5分を絶たないうちに失点をしてしまいます。
しかし、徐々に相手のボールポゼッションに対応できるようになり、中盤や最終ラインではボールを奪える場面が出てきました。
選手一人一人も、ボールにたいする寄せや、1対1の粘り強さなどを見せてくれました。
相手の左サイドからは、個人でシュートまでいく場面も出てきました。
それでもやはり、あと一歩が伸びるのは相手選手。なかなかボールを奪って、つなげるところまではいきません。

前半は、0-2で折り返しました。

後半、フレッシュな選手が出たこともあり、立ち上がりはつくばペースで攻め込みます。
中盤でボールを回しながら、ペナルティー付近まで前進することも出来ました。
DFにおいても、前線の選手がプレスバックでサンドをして奪うこともありました。
しかし、そこはやはりU-14世代の日本代表レベルの選手がいるチームだけあり、得点を奪うべきところできちんと得点することが出来ます。
一人一人が100%で戦った結果、結局0-4で負けるという結果になりました。


予選リーグ3試合、3戦全敗。
これが今のつくばFCレディースU-15の力でしょう。

しかし、大切なのはこの経験を、自分自身やチームの「成長」につなげられるのかどうか?

4月に初めてコーチをすることになった時、私は選手たちに聞きました。
「みんなはどんな選手になりたいの?」「どんなチームになりたいの?」

そして、22日の試合終了後、再度聞きました。
「みんなはどんな選手になりたいの?」「どんなチームになりたいの?」
そして、「どうすれば変われるだろう?」
関東大会という一段上の舞台を経験したことで、選手たちの目指す姿がより明確になってくれることを期待しています。
明確になれば、必ず成長につながると思うからです。


今後のつくばFCレディースU-15に乞うご期待!


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Posted by つくばFC at 08:00│Comments(0)女子TOP
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