こんにちは。つくばＦＣレディース、ヘッドコーチの小林です。

昨日、プレナスチャレンジリーグが開幕しました。
我々つくばFCにとって初めての全国リーグ参戦、歴史的初戦でした。

相手は高校女子サッカー界を引っ張ってきた、常盤木学園高等学校。
数多くのタイトルを獲得し、多数のなでしこリーガー、日本代表選手も輩出、チャレンジリーグでの経験も豊富な強豪校です。

新参者がいきなり開幕戦で、相手は高校生でありながら強豪と対戦。
会場の雰囲気、自分の中の精神的なプレッシャーに勝ち、つくばの選手らしい笑顔で試合を迎えることができ、「良い試合ができる」、そんな確信はありました。





（常盤木学園戦　スターティングメンバー）

試合は、前半14分に左サイドから16番川崎詩織がペナルティエリア内にスルーパスを送り、新加入の7番今中悠莉が粘り、相手に競り勝ち、ゴール前で待ち構えていた15番柴田佳南歩に優しいパスを送り、それを落ち着いて決め先制。

（柴田佳南歩　先制ゴール）

（ハーフタイム「今から試合開始だ」と送り出した。）

後半立ち上がり6分にも、コーナーキックのこぼれ球を10番亀井祐美がもう一度ゴール前に送り、5番菅原明香が競り勝ち、相手ゴールキーパーが弾いたボールを、柴田佳南歩がこの日2点目のゴールを決め試合を優位に進めることができました。

（亀井祐美のクロスボールから追加点が生まれた）

（柴田佳南歩　この日2点目　チームメイトと喜び合う）

今季、チーム始動時から「ゴールを奪う」ことと「ゴールを拾う」こと、この2つを最後の局面のテーマとしてトレーニングを行ってきました。特に2点目となった「拾った」ゴール、これは最後の最後までボールに対して集中していないと生まれません。地味な得点ではありますが、得点を稼いでいくためには今後、何点拾っていけるか。重要な要素になってくると思います。

結果だけ見れば、完封し完勝と思うかも知れません。しかし、このチームにはどの相手も圧倒できるほどの力はありません。この試合も90分間、真っ白なユニフォームを汚し、一生懸命ボールに食らいつき、抜かれても目の色を変え追いかける姿、チームの為に全力で走る献身的な姿がありました。

緊張感のなか、アウェイ仙台の地で開幕戦を勝利したことは、自信になったことは間違いないと思います。少しは胸を張っても良いのかも知れません。しかし、どの相手に対しても謙虚に、挑戦者のつもりで戦っていきます。

次節、4月12日はホームつくばで試合があります。そこに向け、明日からまたトレーニングしていきます。12日は、たくさんの方に会場まで足を運んで頂き、選手が闘っている姿を観て頂けると嬉しいです。


次節情報
【日付】4月12日（日）
【時間】11:00キックオフ
【相手】ノルディーア北海道
【場所】セキショウチャレンジスタジアム

たくさんの方に観て来て頂けることを楽しみにしています。
応援宜しくお願いします！