9/11(土)、後期リーグ第8節、桐蔭横浜大学FCと対戦します。順位で拮抗する相手なだけに非常に大きな意味を持つ一戦となります。

【戦評】
立ち上がり、ペースを握りたいジョイフルであったがゲームは思いがけず早い時間に動いた。
コーナーキックに対するクリアボールを拾われ、ペナルティエリアにドリブルで侵入される。
なんとかクリアしたボールがアンラッキーなことに懸命にスライディングした味方選手の手に当たってしまった。
これでPKを与えることとなり、そのPKはゴール左隅に落ち着いて決められ、立ち上がりから追いかけるゲーム展開となった。

その後はゲームが落ち着き、互いに後ろで安定してボールを保持し、守備側はブロックを形成して構えるような構図となった。
しかし互いに決定的な崩しの局面までボールを運ぶことはなかなかできなかった。

中盤にスペースはある状況であったため個々がボールを持つことはできるが人と人との距離も遠くなり、パスの距離が長くなることでジョイフルの強みであるテンポのある崩しがうまくいかないかのようにも見えた。

その中でも失点後は守備の隙を見せず、特にロングボール対応は非常に高い安定感であった。
また、前半27分には右サイド深い位置からのフリーキックでシュートまでいくなど徐々に得点への期待も高まってきた。

しかし、その直後の前半28分、中盤で前向きにボールを奪われると一気にカウンターを受け、ゴール前まで運ばれてしまい、折り返しのボールをゴール左上にダイレクトで蹴り込まれた。
懸命にゴール前まで戻ったがここでは相手攻撃陣の方が一枚上手であった。
0-2となる。

しかし、追うジョイフルは直後の前半30分、左サイドでフリーキックを獲得すると、インスイングの精度の高いボールに#7冷岡がうまく合わせ得点した。
ゲームキャプテンが流れを引き寄せるための非常に大きな一点を挙げた。

だが、このままうまくいくほど甘くないのがサッカーである。
前半43分、相手DFからアバウトな浮き球のボールが放り込まれ、それに対してジョイフル守備陣が交錯してしまい、こぼれ球を相手に無人のゴールへ流し込まれてしまった。

このまま前半は終了し、1-3で折り返す。

後半開始から#10菅谷、#34加田とチームを活気づける選手を投入し、逆転を目指す。
より前を意識したボール保持がなされ、後半7分には右サイドからのパスを受けた#33安東がダイレクトでミドルシュート放つなど良い攻撃がみられた。

その後も＃34加田から鋭い縦パスが何度も供給されるなど脅威的な攻撃を繰り広げるようになった。

そして後半22分、安定したポゼッションから#34加田の浮き球のスルーパスに対して#31伊藤が抜け出しスライディングシュートで流し込んだ。
パスの質、動き出しの質、シュートの質どれをとっても非常にレベルの高いプレーの連続であった。

一点差となり勢いに乗るジョイフルは、相手を動かした上で背後へのボールを供給しそれに対して後ろからサポートを行い、厚みのある攻撃を展開した。

そのような中、後半37分、左サイドにボールを運ぶと、斜めにランニングしてきた#30中村がボールを受け、仕掛けると相手DFの足が引っかかり、PKを獲得した。
それを#31伊藤が落ち着いてゴールに流し込み同点に追いついた。
常に前線でアクションを怠らないアグレッシブな攻撃がこの得点に繋がった。

その後も逆転ゴールを目指すジョイフルであったが惜しくもそれは叶わず
3-3でゲームは終了した。


たくさんのご声援ありがとうございました。
勝ち点3を目指していただけに満足のいく結果ではありませんでしたが
一丸となって同点に追いつけたことは次戦につながる収穫であったと思います。
リーグ戦も残り4試合となってしまいました。
一戦一戦大切に戦って参りますので引き続き熱いご声援のほど何卒よろしくお願い致します。

｟次節案内｠
後期第3節(無観客試合)
9月22日（水）11:00
vs. 栃木シティ
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