つくばＦＣレディースの2009年シーズンが終了しました。

関東リーグの入れ替え戦出場をかけた、県リーグ最終節、ｖｓKASHIMA-LSC。

前節、筑波大学に大勝し、自分たちの力を過信していたのか
それとも、相手の実力を、読み違えていたのか…

簡単に勝てる相手でないことは、前回の対戦でも分かっていたはずです。
それでも、選手たちには「必ず勝てる。自分たちのサッカーを貫いて圧倒できる。」
洗脳ではないですが、自分たちが出来るという意識を植え付けていました。



試合開始から２０分は、まさに圧倒だったと思います。
ボールを動かし、相手コートに侵入し、奪われたらすぐに奪い返す。
まさに、追い求めていた理想の形が現れた時間帯でした。

しかし、相手が我々を尊重し始め、前線から激しいプレッシャーをかけ、とにかくボールをDFラインの裏まで飛ばし始める。そんな展開になり始めたころから、徐々にリズムが狂い始めました。

自分たちのやりたいサッカーも出来ない、相手の変化に対応してその時の最善の選択をすることも出来ない。つくばＦＣとしての理想は何だったのか
試合開始のホイッスルが鳴り、監督が介入できることはほとんどありません。
まして、バックスタンドにはつくばＦＣの大応援団。
伝えようにも、伝わらない。伝わったとしても、果たしてその時に実行できるスキルがあったのか。






選手たちからは、本当に勝ちたい、絶対に負けたくない。
そんな気持ちがひしひしと伝わってきました。
だからこそ、勝たせてあげたかった…


３月から監督に就任し、常に自分たちが優位にゲームを進められるようにするためのトレーニングを行ってきました。
関東リーグ、なでしこリーグに上がるまでは、絶対的な攻撃力。
選手個々に、まだまだ伝わりきれていなかった。それこそ、徹底が足りていなかった。

来年度に向けて、既に新たなシーズンがスタートしました。
春には、更にスケールアップしたつくばＦＣレディースを披露できると思います。
１年後の歓喜に向けて、理想の追求は終わらない！





つくばＦＣレディース
監督　福本