レディースコーチのあすかです。

先日、レディーストップチームの試合後に行われた関東プリンセスリーグについてご報告したいと思います。
関東プリンセスリーグとは、関東圏にあるクラブのU-18（高校生年代）で構成されたチームが行うリーグ戦です。

日テレ・メニーナやジェフ千葉レディースU-18など、トップチームがなでしこリーグを戦っているチームの下部組織と試合のできるリーグでもあるのです。
今のところつくばFCレディースU-18は、2試合を消化して2勝しています！

21日（日）は、なでしこリーグを戦う浦和レッズレディースのユースとの試合でした。




この日もいつも通り、自分たちで考えてウォーミングアップを行います。
関東プリンセスリーグは、高校生が加わることでアップの内容もより考えたものだったように思います。
大人数をグループにし、ボールポゼッションをやるグループとロングキックを蹴るグループに分かれることで短い時間の中でいろんな要素のアップを行っていました。今後よりよくするとしたら、もう少しドリル的なもの（パス、ドリブルなど）を取り組んでからポゼッションに入っていくとより良いのかなと思っていますが、それも本人たちがどのように気付いて改善していくか、見守りたいと思います。

では、試合内容のご報告です。
前半、立ち上がりから相手の技術の高さに圧倒され、9分に失点。やはり、技術・体の大きさともに各上の相手ですので、自分たちで試合をコントロールするということがなかなかできません。しかし、自陣の深い位置であればボールを奪える場面も何回か生まれ、そこから中盤を経由して逆サイドに展開することで、サイドを突破して相手陣地に進入することが出来ました。それでも、相手の力には及ばず、16分に弾丸ミドルシュートを決められ、34分、35分と立て続けに失点をして、0-4で前半を折り返します。

後半、またも立ち上がりすぐに失点。
しかし、その後は自陣のバイタルエリア（ペナルティーエリアの周辺）に守備のブロックが形成され、相手に得点を許さない流れとなりました。
この守備のブロックは、意図的に形成したというよりも相手に背後を取らせないように一人一人がポジショニングを意識し、ボールの移動中にしっかりアプローチをかけるという個人戦術の積み重ねで、結果的にチームとしてブロックを形成しているような形になりました。
守備に多くの人数をかけてしまうと、その分攻撃にかける人数も減ってしまいます。ですから、相手に得点をさせないことは出来ましたが、その分つくばが相手陣地内に進入する回数も減ってしまいました。その理由には、守備に人数をかけているだけでなく、奪ってもコントロールやパスといった技術の精度がまだまだ足りないことですぐに奪い返されてしまうということがあります。
今後も、この試合で使える技術の向上は最大の課題でしょう。
後半の終盤、相手の陣地に進入できる場面が2・3回生まれました。その隙をつかれて、72分、80分と終了間際の失点はありましたが、そのリスクを背負ってでも点を取りに行く姿勢を見せた選手たちはたくましく見えました。

現時点でつくばFCレディースU-18の選手たちにできる最大限の力は出したと思います。
本当に頑張っていました。
しかし、これを心から悔しいと思えるかどうか、
そしてその悔しさをバネに今まで以上に努力を出来るかどうか。
これが今後の成長に関わってきます。今の選手たちにはそれが出来ると思っているので、今後が非常に楽しみです！

今後も関東プリンセスリーグでは強豪チームとの試合が控えています。
早速ですが…
7月30日（火）
vsジェフ千葉レディースU-18
13:00キックオフ
会場：レナウン内習志野グラウンド

ヤングつくばなでしこたちの戦いにも温かいご声援をお願いいたします！