2015年03月25日
アカデミーダイレクターのつぶやき④ 3年生を送る会
アカデミーダイレクターの内田です。
久しぶりのつぶやきです。3月1日(日)と8日(日)にアカデミーチームの視察を行う予定でしたが、両日とも雨天中止。雨男っぷりを如何なく発揮しています(笑)
迎えた3月15日(日)、ジュニアユース3年生(11期生)の送る会に参加してきました(この日は晴れ!)。ジュニアユース監督としての最後の仕事です。
会は、例年通りミニゲームからビッグゲーム(3年生vs2年生の意地の戦い)、そして3年生の1分間スピーチという流れで進みました。3年生vs2年生の熱い戦いをレポートしたいところですが、今回はスピーチの方を取り上げたいと思います(ちなみに試合は3年生がしたたかに勝利)。
少し緊張しながらも、しっかりと自分の言葉で話す3年生。つくばFCでの思い出、今後の進路、後輩へのメッセージ等。3年間の成長を感じる瞬間の一つです。
スピーチの中で特に多かったのが「内田コーチにたくさん怒られたこと」と「リーグ最終戦で勝てたこと」でした。怒られたことは置いておいて、リーグ最終戦での勝利が、なぜ多くの3年生から語られたのか、1、2年生にはいまいちわからなかったと思います。
ここで、リーグ最終戦の話を…。
最終戦を迎えるにあたり、つくばFCは関東大会出場も2部リーグへの降格もない状況でした。相手も同じ状況だったので、言葉は悪いですが、最終戦は消化試合の意味合いが強い試合でした。それを踏まえ、私は前日練習で選手たちに2つのことを提案しました。
1つ目は「3年生全員の出場」。3年生は全員で20名。リーグ戦の交代枠は9名(おぉぴったりだ!)。ただ、2年生が4名いたので、この件については2年生に了解をもらいました。
2つ目は「怪我をしているキャプテンをピッチに立たせること」。この時、キャプテンは半月板を損傷しており、歩くのがやっとの状態でした。それでも、私は1年間チームを引っ張ってきたキャプテンを最後の公式戦のピッチに立たせてあげたいと思っていました。それは、すなわち、一人少ない状態で試合をすることを意味していましたが、全員が快く了承してくれました。
迎えたリーグ最終戦。試合の入りは最悪でした。ボールは動かないし、プレスの強度も低い。前半の20分までは我慢しましたが、さすがにこれはまずいと思い、18番の「内田の叫び」。その甲斐あってかボールがテンポよく動きだし、少しずつ意図的な攻撃が増えていきました。前半はお互いに決め手を欠き0-0で終了。
残り5分でキャプテンを投入することを伝え後半へ。交代出場した選手が猛烈なプレスをかけてくれたおかげで、試合の主導権を握ることに成功しました。ボールもよく動き、得点は時間の問題かなと思っていた矢先に先制点。3年生のこの試合にかける思いを凝縮したようなゴールでした。
そして、後半35分。満を持してキャプテン出場。守勢にまわっている時間に数的不利になったことで、より押し込まれる展開に。ぎりぎりで相手のパワープレーを跳ね返し、後半アディショナルタイムへ。最後のワンプレーは相手のコーナーキック。相手のGKも飛び込んでくる中、何とかクリアしカウンターから追加点。キャプテンを中心に歓喜の輪ができ試合終了。2-0で勝利!
こんな試合でした…。
なぜ、3年間で一番印象に残った試合になったのか。おそらく、今までで一番強い意志をもって臨み、そのうえで勝利を掴み取った試合だったからだと思います。「中学生年代最後の公式戦」、「負傷しているキャプテン」といった外的要因は確かにありましたが、この日見せた彼らのパワーには、とてつもない可能性を感じました。
3年生には、この試合での経験を単なる思い出にするのではなく、今後前へ進んでいくうえでのベースにしてほしいです。壁にぶつかった時は、この試合を思い出してください。
Where there's a will, there's a way.
3年生卒業おめでとう!
久しぶりのつぶやきです。3月1日(日)と8日(日)にアカデミーチームの視察を行う予定でしたが、両日とも雨天中止。雨男っぷりを如何なく発揮しています(笑)
迎えた3月15日(日)、ジュニアユース3年生(11期生)の送る会に参加してきました(この日は晴れ!)。ジュニアユース監督としての最後の仕事です。
会は、例年通りミニゲームからビッグゲーム(3年生vs2年生の意地の戦い)、そして3年生の1分間スピーチという流れで進みました。3年生vs2年生の熱い戦いをレポートしたいところですが、今回はスピーチの方を取り上げたいと思います(ちなみに試合は3年生がしたたかに勝利)。
少し緊張しながらも、しっかりと自分の言葉で話す3年生。つくばFCでの思い出、今後の進路、後輩へのメッセージ等。3年間の成長を感じる瞬間の一つです。
スピーチの中で特に多かったのが「内田コーチにたくさん怒られたこと」と「リーグ最終戦で勝てたこと」でした。怒られたことは置いておいて、リーグ最終戦での勝利が、なぜ多くの3年生から語られたのか、1、2年生にはいまいちわからなかったと思います。
ここで、リーグ最終戦の話を…。
最終戦を迎えるにあたり、つくばFCは関東大会出場も2部リーグへの降格もない状況でした。相手も同じ状況だったので、言葉は悪いですが、最終戦は消化試合の意味合いが強い試合でした。それを踏まえ、私は前日練習で選手たちに2つのことを提案しました。
1つ目は「3年生全員の出場」。3年生は全員で20名。リーグ戦の交代枠は9名(おぉぴったりだ!)。ただ、2年生が4名いたので、この件については2年生に了解をもらいました。
2つ目は「怪我をしているキャプテンをピッチに立たせること」。この時、キャプテンは半月板を損傷しており、歩くのがやっとの状態でした。それでも、私は1年間チームを引っ張ってきたキャプテンを最後の公式戦のピッチに立たせてあげたいと思っていました。それは、すなわち、一人少ない状態で試合をすることを意味していましたが、全員が快く了承してくれました。
迎えたリーグ最終戦。試合の入りは最悪でした。ボールは動かないし、プレスの強度も低い。前半の20分までは我慢しましたが、さすがにこれはまずいと思い、18番の「内田の叫び」。その甲斐あってかボールがテンポよく動きだし、少しずつ意図的な攻撃が増えていきました。前半はお互いに決め手を欠き0-0で終了。
残り5分でキャプテンを投入することを伝え後半へ。交代出場した選手が猛烈なプレスをかけてくれたおかげで、試合の主導権を握ることに成功しました。ボールもよく動き、得点は時間の問題かなと思っていた矢先に先制点。3年生のこの試合にかける思いを凝縮したようなゴールでした。
そして、後半35分。満を持してキャプテン出場。守勢にまわっている時間に数的不利になったことで、より押し込まれる展開に。ぎりぎりで相手のパワープレーを跳ね返し、後半アディショナルタイムへ。最後のワンプレーは相手のコーナーキック。相手のGKも飛び込んでくる中、何とかクリアしカウンターから追加点。キャプテンを中心に歓喜の輪ができ試合終了。2-0で勝利!
こんな試合でした…。
なぜ、3年間で一番印象に残った試合になったのか。おそらく、今までで一番強い意志をもって臨み、そのうえで勝利を掴み取った試合だったからだと思います。「中学生年代最後の公式戦」、「負傷しているキャプテン」といった外的要因は確かにありましたが、この日見せた彼らのパワーには、とてつもない可能性を感じました。
3年生には、この試合での経験を単なる思い出にするのではなく、今後前へ進んでいくうえでのベースにしてほしいです。壁にぶつかった時は、この試合を思い出してください。
Where there's a will, there's a way.
3年生卒業おめでとう!
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
コメントフォーム