2010年02月01日

つくばFCユーストレーニング~第6話~新しい試み

ユース監督の松下です。
2010年になり、ユースチームでは新しい試みをスタートさせました。

それは、「フィジカルトレーニング」。
通常のフィジカルトレーニングといえば、筋肉をつける、体力をつけるというイメージがあると思います。
しかし、ユースチームが行っているのは少し違います。

つくばFCユーストレーニング~第6話~新しい試み

「今ある筋力で、どれだけ効率よくカラダを使うことができるか。」

つまり、カラダの使い方をトレーニングするということです。

例えば、みなさんは電車に乗ったことが必ずあると思います。
車内で立っている時に、前に倒れそうになったら足のどこに力が入りますか?
大抵の人は「足のつま先」だと思います。
つまり、体が前に行こうとする動きを、つま先に体重を乗せることで回避していると言えます。
逆に、体が後に倒れそうになったとき、足のどこに力が入りますか?
今度は「足のカカト」に力が入ると思います。
後に倒れる体を前へ引っ張るために、つま先を上げてカカトで立とうとします。

ではこの動作を走る動作に置きかえてみます。
走るときに、足のつま先から前へ踏み出したらどうなるでしょうか?
電車の原理と同じで、実は前へ行く動きに自然とブレーキをかけてしまっていることになるのです。
逆に、カカトから着地すると、前への推進力になります。

ほんの一例を挙げてみましたが、それを知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれるはずです。
よく何10本もダッシュをしている光景を目にしますが、たくさん走ったからと言って、必ずしも
足が速くなるとは限らないのです。
確かに体力はつくかもしれませんが、正しいフォームで5本走ることを続けたほうが速くなることもありえます。

走る動作だけではなく、ジャンプや方向転換といったサッカーに近い動きにも、効率よく体を操ることが
できるコツがあります。
ボールを蹴る動作や止める動作、ドリブルも然り。

今は、それを少しずつ自分のモノにしている状態です。

ボールを扱う技術、体を操る技術。
この2つが合わさってはじめて、バルセロナのメッシやアンリのようなプレーができるようになるのです。
この2つの技術を極めた彼らは、最終的には相手を操ることができます。
そうなれば怖いもの無しです。

彼らみたいになれとは言いませんが、少なくとも、今の自分の体と向き合っていくことで、プレーの幅は
きっと広がっていくはずです。


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Posted by つくばFC at 03:42│Comments(0)ユース
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